はじめに:国民的キャラが“ミーム化”する時代
「自分を野原ひろしだと思いこんでいる一般人」──
この一見意味不明な言葉が、SNSでじわじわと広まり、今やネットミームとして定着しつつあります。
元ネタは『クレヨンしんちゃん』のスピンオフ作品『野原ひろし 昼メシの流儀』。
しかし、なぜ“ひろし”が“一般人”扱いされているのか?
本記事では、このミームの背景と拡散の流れをわかりやすく解説します。
📖元ネタは『野原ひろし 昼メシの流儀』
- クレヨンしんちゃんの公式スピンオフ漫画
- 主人公はサラリーマン・野原ひろし。昼休みに何を食べるかを真剣に考えるグルメ作品
- 2025年にはBS朝日でアニメ化され、ネット上で話題に
- しかし、描かれる“ひろし”の表情や語り口が本家と微妙に違うと感じる人が続出
🧠「自分を野原ひろしだと思いこんでいる一般人」とは?
出典:X やまべT督さんの投稿
- アニメ版のひろしが「俺は野原ひろしだ。誰が何と言おうと野原ひろしなんだ」と語るシーンが発端
- 表情が妙に迫真で、どこか“本物っぽくない”違和感がある
- そこから「これは本物のひろしではなく、なりきっている一般人では?」という皮肉が生まれる
- ネット民の間で「なりきり感が強すぎる」としてネタ化され、拡散
📡拡散の流れとミーム化の過程
SNSでの拡散
- X(旧Twitter)やTikTokで「#昼メシの流儀」「#野原ひろし」などのタグが急上昇
- コラ画像、MAD動画、パロディ漫画などが次々と投稿される
- 「CGでぬるぬる動くOP映像」も話題になり、視覚的なインパクトが拡散を後押し
派生ネタの誕生
- 「殺し屋ひろし」「アサシン野原ひろし」などの派生ミームも登場
- 表情の無機質さやセリフの妙が、創作意欲を刺激
- 公式設定ではないが、ネット文化として定着
🎭なぜここまでウケたのか?──違和感と笑いの関係

- 本家とのギャップが笑いを生む
- 国民的キャラだからこそ、ズレが際立つ
- 「なりきり感」が強すぎると、逆に面白くなる
- ネット文化では“真剣すぎる演出”がネタになる傾向がある
✅まとめ:違和感が文化になる瞬間
「自分を野原ひろしだと思いこんでいる一般人」は、違和感→ネタ化→拡散→文化化の流れを象徴するミームです。
公式作品であっても、演出のズレが笑いを生むことがある。
ネット文化の面白さは、こうした“ズレ”を楽しむ感性にあるのかもしれません。
次にアニメを見るときは、ぜひ“違和感”にも注目してみてください。