はじめに:ポストに入れただけなのに返送?
メルカリで商品を発送する際、「ポスト投函できるから便利」と思っていたゆうパケットポスト。
ところが、ある日突然「ご依頼主返送」のラベルが貼られて自宅に戻ってきました。
投函したのは厚さ7cmまで対応の「大型投函口郵便ポスト」。一見問題なさそうですが、実はこれが落とし穴だったのです。
今回は、ゆうパケットポストが返送された理由と、大型投函口ポストの仕様について詳しく解説します。
?大型投函口郵便ポストとは?
全国に14か所だけの特殊ポスト
大型投函口郵便ポストは、2021年頃に登場した特殊な郵便ポスト。
厚さ7cmまでの郵便物が投函可能で、フリマアプリ利用者向けに設置されたと報道されました。
しかし、設置場所は全国で14か所のみと限られており、利用者も少数派です。
「フリマアプリ対応」の誤解
登場当初は「フリマアプリ対応」と紹介されましたが、実際にはゆうパケットポストは対象外。
郵便局公式サイトでも、以下のように明記されています:
お取り扱いできないケース
厚さ7cm以内の郵便物等が投かん可能な大型投函口郵便ポスト(全国で14か所)をご利用の場合で、同ポストの正面に向かって右側の投かん口に投かんされている。なお、大型投函口郵便ポストの設置場所については、こちらをご参照ください。
つまり、右側の投函口に入れてしまうと、ゆうパケットポストは取り扱い不可となるのです。
?ゆうパケットポストの仕様と注意点
ゆうパケットポストは、メルカリなどのフリマアプリで利用される発送方法。
専用の資材にQRコードを貼り、アプリで発送手続きを行ったうえで、ポスト投函できるのが特徴です。
しかし、投函できるポストには制限があります。
- 郵便局公式サイトでは「大型投函口ポストでは取り扱い不可」と明記
- 専用ポスト、郵便局、コンビニ、はこぽすなどが推奨投函先
ポストのサイズだけで判断すると、返送されるリスクがあります。
?実体験:返送された経緯と気づき
筆者は2024年1月までは大型投函口ポストに投函しても配達されていました。
しかし、2024年2月以降は「ご依頼主返送」のラベルが貼られ、普通郵便と一緒に自宅に戻ってくるように。
この返送は、ポストの仕様変更や運用ルールの厳格化によるものと考えられます。
見た目では投函できそうでも、実際には取り扱い対象外だったというわけです。

✉️普通郵便なら投函できる?
大型投函口ポストは、厚さ7cm以内の普通郵便には対応しています。
そのため、ゆうパケットポストではなく、通常の定形・定形外郵便であれば問題なく投函可能です。
ただし、フリマアプリでの発送には追跡や補償が必要なケースもあるため、発送方法の選択は慎重に。
✅まとめ:ポスト選びは慎重に
ゆうパケットポストは便利ですが、投函先を間違えると返送されるリスクがあります。
特に大型投函口ポストは「厚さが入る=投函OK」ではないので注意が必要です。
発送前には、郵便局公式サイトで対応ポストを確認し、確実に配達される方法を選びましょう。